「しかばねに、鬼面は語りて、」エンディング

劇団21世紀枠のマーダーミステリー「しかばねに、鬼面は語りて、」のエンディングシートです。
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エンディング
同票の場合は、オコジョの投票した縁切り対象のエンディングとなる。


〇オコジョが対象となった場合
投票の結果に従い、オコジョは神妙な面持ちで縁切りの儀式を受けた。
オコジョの首筋についていた人面瘡が小さくなり消えていく。
鬼女がたどり着く前に車まで移動することをオコジョが提案すると一同はそれに従い、サシミの遺体は山小屋に置いたまま、下山を始めた――
無事に街までたどり着いた一同は、装備を整えた上で一週間後に山小屋へと戻ったが、そこにあるはずのサシミの遺体は消えていた……
後日、大学の近くでヤキトリの姿を見たという噂があり、心霊現象研究サークルの一同が集まり、今後どうするかを話し合っているところに死んだはずのサシミが現れ「ヤキトリの事を探そうとするな、今後は私に関わるな」と一方的に告げて去っていった……
一体何が起きていたのか。真実は深い雪の中に置き去りにされたまま、一同は日常へと帰っていくしかなかった。
全員生存。


〇マトンが対象となった場合
投票の結果に従い、マトンは神妙な面持ちで縁切りの儀式を受けた。
マトンの右膝についていた人面瘡が小さくなり消えていく。
一同はそのまま鬼女から逃れるように、サシミの遺体を置いたまま下山を始めた。
無事街までたどり着き、飛び入りで宿泊した旅館で今後どうするかを皆で話し合っている時、建物が大きく揺れた。
地震のようだったが、多少霊感がある者なら、その揺れが巨大な霊力の放射によって引き起こされたものだと理解できたはずだ。
窓から外を見ると、まさに今日儀式を行った霊山から目視できるほどの強い霊力のうねりを伴いながら、翼が生えた人影が飛び立っていくのが見えた――
まるで悪魔のようなその人影がどこか遠くへと消えていくのを一同は驚愕の表情で見送った。
全員生存。


〇モズが対象となった場合
モズは最初、縁切りドットコムという名前のチープさや呪具の細部の作りこみの甘さに文句を言っていたものの、投票の結果に従い、大人しく縁切りの儀式を受けた。
モズの右膝についていた人面瘡が小さくなり消えていく。
サシミの遺体をどうするかで一悶着あったものの結局、サシミは置いたまま下山することとなった。
無事に下山できたあと、結局なにか対策をとることもせずに新学期を迎えることになった、心霊現象研究サークルだったが、なにか不思議な力が働いているのか、ヤキトリとサシミ、二人の死についてどこからも咎められることはなかった。
なんとなく気まずくなり、サークルの活動は下火になっていった。暇を持て余し、街をふらついている時に、不意に強い霊力を感じ振り返ると、スーツケースを持った神父が道を歩いていた。目が合ってしまったので会釈をすると、道を尋ねられ、ジェスチャーを交えながら道案内をすると感謝の言葉を言って神父は去っていった。
そういえば、向こうにはヤキトリの下宿があったんだっけ……?
神父が去った後には何の変哲もないいつもの街が取り残された。一瞬、神父の後を追いかけようかと思い、やめた。もうすべて終わった事なのだから……
全員生存。


〇サシミが対象となった場合
投票の結果が出た。
これで、全てがうまくいく。そう願いながら、サシミの遺体に縁切りの儀式を行ったが、何も起こらず、人面瘡もそのままだった。
一同は失意の中、下山を開始した。
無事に街までたどり着いた一同は、サシミの遺体をどうするか話し合ったが、鬼女への恐怖が勝り、回収はあきらめ、呪術的な対応で死を隠ぺいする方向で一同は同意した。
ヤキトリとサシミの二人の偽者を作り出し、街中の防犯カメラに映り込むようにして二人を駆け落ちさせ、行方不明にさせる――
そういう筋書きで、急ピッチで作業を進めている時、何者かがドアをノックし、部屋の中へと入ってきた。
慌てて振り返った先に居たのは、どす黒い顔色をしたヤキトリだった……
「忘れものをしたから、取りに来たんだ」
誰もが声を発せずに見守る中、ヤキトリはいくつかの呪具を回収し、鞄に詰め込むと一同の方へ振り返り。
「もう会うこともないだろうけど、皆の協力には感謝してるよ。サシミの事はこちらで偽装しとくから……じゃあね」
と言い残し、ヤキトリは去っていった。
全員生存。


〇鬼女が対象となった場合
結論は出た――
山小屋へと飛び込んできた鬼女を出迎えたのは鏡だった。
一瞬ひるんだ鬼女にマトンとモズが飛び掛かり、取り押さえる。
間髪入れずにオコジョが札を鬼女の頭部へと押し付ける。
「やめてくれ!」鬼女が叫ぶ。
「よくもまあ、だましてくれたな。ヤキトリ」
オコジョは冷たくそう答えると、呪文を一句ずつ唱えていく――
「そうだ! サシミ! サシミが死んで、大変だろ!? 春休みの間に、二人も行方不明じゃ、誤魔化しきれない! 俺に任せてくれれば! 俺が悪魔の力で、どうにかするから!」鬼女はもがきながら叫ぶ。
「サシミを殺したのはお前だろうが! 皆を出し抜いて、悪魔と契約しようなんて。都合がよすぎるんだよ!」もがく鬼女をマトンが床へと押さえつける。
声にならない叫びを上げる鬼女へ、最後の一句を唱え終わったオコジョが再度、札を叩きつける――
鬼女は大きく痙攣し、そのまま力なく弛緩し、床へと崩れ落ちた。
「サシミはあたしたちで蘇らせる。裏切り者の力なんて必要ない」
翌日、ヤキトリの新しい身体だったものを触媒として、再度、黄泉がえりの儀式が行われた。
儀式は終わり、一同は歩き出した。
長い長い暗闇を抜けて、日の光が見えてきた。誰も後ろを振り返った者はいない。四つの足音はついに洞窟を抜け、この世へと生還したのだ――
「あー、思うんですけど」山小屋へと進む一団の最後尾、サシミが声を上げた。
「あたしって、本物。なんですよね?」
全員、生還。



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