「雪暮れに、怪異は躍る、」エンディング

劇団21世紀枠のマーダーミステリー「雪暮れに、怪異は躍る、」のエンディングシートです。
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エンディング

同票の場合は、オコジョの投票した怪異のエンディングとなる。


〇投票結果が『七人ミサキ』の場合
知恵を結集した結果、サシミを襲った物の怪は七人ミサキということになった。
七人ミサキは怨霊の中ではかなり強い部類であり、現状の装備では真正面から立ち向かうのは困難だ。
そこで伝承などに基づいていくつかの対策をして、下山を始めることとした。
1つ目の対策は比較的近い地域に伝わる伝承にのっとり”親指を握りこんで外へ露出させない”こと。
2つ目の対策は出現しやすいと言われている”水辺と道を避けて移動する”こと。
後者は遭難の危険、鬼女に追いつかれる危険があるが七人ミサキの危険の方が大きい。
判断を下した一同は、鬼女の足止めのためにサシミの死体を目立つところに動かしたのち、速やかに移動を開始した。

――念のために霊力に敏感なモズを先頭にして一同が移動を開始して1時間、ようやく目の前がひらけてきた。もうすぐ車道だ。
あとは車にたどり着きさえすれば……モズが振り返ると、そこには誰もいなかった。
「え……」
思わず立ち止まるモズの耳元で声が聞こえる。
「死ななきゃ……」

――生存者無し。


〇投票結果が『縊鬼』の場合
知恵を結集した結果、サシミを襲った物の怪は縊鬼ということになった。
縊鬼は厄介な怨霊であり、憑りつかれた場合、自殺願望にとらわれ死んでしまう事となる。
とれる対策は主に2つだ。
伝承に伝わる縊鬼は音声を通して自殺へ誘導しているので、まずは結界に使っていた紙垂(しで)を加工して即席の耳栓を作成し、それぞれ装着した。
そして、誰かが憑依された際にすぐ気づけるように、移動中欠かさずチャットツールで連絡を取り合うようにした。
鬼女を足止めするためにサシミの死体を動かしたのち、一同は速やかに移動を開始した。

――歩き始めて三十分ほど経った頃だろうかマトンから”音が聞こえる”というメッセージが送られてきた。オコジョとモズは顔を見合わせて、マトンを左右から挟むように移動するとそのままマトンの両手を掴み、引きずるようにして歩き始めた。
マトンは顔面蒼白なまま二人に連れられ歩いていく。

――車に乗って少し経った頃、耳を押さえて震えていたマトンが顔を上げた。
「離れていったよ……」
一同は安堵のため息を漏らし、街へと帰っていくのだった。

――全員生存。


〇投票結果が『以津真天』の場合
知恵を結集した結果、サシミを襲った物の怪は以津真天ということになった。
悪魔召喚の儀式の際に死んだヤキトリが祟っているというのなら、供養して怒りを鎮めるしかないだろう。
だが、今手元にそのような呪具は無い、一同で思案した結果、山小屋の近くにある祠を利用する事とした。
鬼女を足止めするために、サシミの死体を目立つところに動かしたのち、一同は祠へ向かって移動を開始した。

――祠までたどり着いた一同は、石や枝などを見立てに使うことで即席の祭壇を作り、祈りをささげた。
普通であればこのような雑な作りでは効果は期待できないが、この祠に置かれている小岩は確かに霊力を秘めており、小岩の存在は儀式の効果をあげるのに役立つだろう。

五分ほど儀式をした後、外へでると、あたりはしんと静まり返っていた。
鬼女がおってくる様子はない。
「ごめんちょっと」モズがトイレに行くと、続けてマトンもトイレに行った。

三分ほど経った……
二人とも帰ってこない。
いくら鬼女が追ってきている気配がないとは言え、悠長過ぎないか……
苛立ちながらオコジョがモズが向かって行った方に歩き始めた時、声が聞こえた――

――生存者無し。

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