劇団21世紀枠のマーダーミステリー「振り向けば、今は遠く、」のエンディングシートです。
本編はこちら



投票が済んだらこのまま下までスクロールしてください!

エンディング


同票の場合は、オコジョの投票先が生贄となる。


〇オコジョが祓われる場合

オコジョは慌てて「あたしが鬼女なんだったら、そもそも清め札の存在を皆に言わないって!」と弁解したが、手に持った清めの札をマトンにかすめ取られてしまう。

オコジョは慌てて、取り返そうと手を伸ばし――どうにか、指が届き――札は二人の間でピンと張りつめ、破れてしまった……

「あ……」二人の間に気まずい沈黙が流れる。

「ギャハハハハハ」けたたましい笑い声が部屋に響き渡る。笑い声の主は、死んだはずのサシミだ。

サシミは素早く、オコジョに飛び掛かると人間離れした力でオコジョの首をへし折り、残る二人へ振り返るとこう告げた。

「帰りましょうか」

生存者無し。




〇マトンが祓われる場合

マトンは肩をすくめると大人しく清めの札を額に貼られた。

オコジョが呪文を唱えると、札がかすかに光を放ち、マトンの身体が震え出す。

「いや、なんかビリっとしましたわ」

マトンがけろっとした様子でそう告げた瞬間、背後で死んだはずのサシミが立ち上がり、オコジョに近づく。

「サシミ、生きてたの?」皆に動揺が走る中、サシミはオコジョに向かってにっこり笑いかけると、その肩へ手をかけて、恐るべき速度でオコジョを床にたたきつけた。

「え?」モズは唖然とした顔でオコジョを見るが、ピクリとも動きはしない。

「あんたたち、もう死んでるの。さっさとあちらへ帰るわよ」サシミが声を発するのと同時に、その姿がおぞましい鬼女のものへと変わっていく……


――残された者たちは自分がすでに死んでいたことを思い出した。

生存者無し。




〇モズが祓われる場合

「まー、いいけどさあ。早くしてよね」モズはオコジョの前へと歩みを進める。

モズの額に清め札が貼られ、オコジョが呪文を唱えると札がかすかに光を放つ。

「なんかびりびりするんだけど。これで終わり?」

額に貼られた札を払いのけたモズの視界に入ってきたのは、首を引きちぎられ血を噴き出すオコジョの姿だった。

床に倒れているはずのサシミの姿がない。何が起きている?

次の瞬間、視界が暗くなった。

そのまま、どこかへ引きずられていく途上でモズはすべてを思い出した。

そういえば、あたしたちこの前死んじゃったんだった……

生存者無し。




〇鬼女が祓われる場合

三人は山小屋へ近づいてくる鬼女を待ち構え、息をひそめていた。

――ドアが開く。

マトンとモズが鬼女へと飛び掛かり、その動きを封じる。

「 破ぁ!! 」オコジョは気合の発声と共に鬼女の額に清めの札を貼り付け、素早く呪文を唱える。

札が光を放ち、鬼女の身体から煙が上がる。

「オコジョ先輩って、もしかして寺生まれですか?」モズが問いかける。

「いやそんなことないけど」オコジョが答える。

――煙が晴れると、そこにはサシミが横たわっていた。

「え。サシミ? 二人?」新たに現れたサシミに戸惑うオコジョ。


背後からけたたましい笑い声が聞こえ、次の瞬間にオコジョの身体が吹っ飛び壁にめり込んだ。

「清めの札さえなくなればさ、あんたらを黄泉に連れ戻すのなんて、簡単なんだよねえ」

サシミの死体に化けていた黄泉醜女(よもつしこめ)がその真の姿をあらわにした……

生存者無し。




〇サシミが祓われる場合

投票の結果が出た瞬間、サシミの死体が立ち上がり玄関に向かって走り出す。

マトンとモズがサシミを捕まえようと伸ばした手が空を切る。

このままでは、サシミの死体に化けていた黄泉醜女(よもつしこめ)に逃げられてしまう!

慌てて追いすがろうとする一同だが、追いつけない――黄泉醜女は玄関に手をかけ、一同を振り返り、にやりと笑うとそのまま外へ――出ようとしたところで、山小屋へ向けて走ってきていた鬼女と正面からぶつかった。

「サシミ! そいつ押さえて!」オコジョが叫ぶと、鬼女が黄泉醜女の上へのしかかる。

勢いそのままにオコジョが飛び掛かり、清めの札が黄泉醜女に触れると同時に呪文を唱える。

札から強烈な光が放たれ、黄泉醜女が煙と化していく……


「やった! やったぞ! 祓った!」オコジョが歓喜の声を上げる。鬼女へと姿を変えていたサシミが元の姿へと戻っていく……

「おいてかないでよ! みんな! ていうかこれどうなってんの!」本物のサシミが興奮した様子で声を荒げる。

「大丈夫。もう、みんな終わったから……帰ろう」オコジョは静かにそう告げた。

全員生存。




この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。