「黄泉に、呼ばわば、」アクションの結果

アクションの結果

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※アクションについて

本作におけるアクションは投票の結果が出て、エンディングを読み上げた後、生存者が今後どうするかを改めて選択し、エンディング後のストーリーを補完する為の要素です。

生存に成功したプレーヤーは自分が今後行うアクションを決めてそれぞれ、その結果を確認してください。





オコジョのアクション結果


①ヤキトリの蘇生を試みる 

奪われたものはすべて取り返す。オコジョはそう胸に決めていた。

一週間後。オコジョは再びあの山に足を踏み入れた。


積雪の残る山道を登る。山小屋が見えてきた。ドアはあの日のまま、開いたままだ。玄関口で立ち止まり耳を澄ます。

何も音はしない。雪山はどこまでも静かだ。

中にあの鬼女はいないだろう……意を決して中へ踏み込む。

用があるのは一階、サシミの眠っていた部屋だ。

今はまだ、危惧していた臭いはあまりしない。

恐る恐る部屋の扉を開ける。薄明りの中、肉片に白い骨、臓器と思しき赤黒い何かが部屋に散乱している。糞尿の臭い、血の臭い。

持ってきていた懐中電灯で床を照らす。吐き気。こういう時も吐いたら楽になるのだろうか?

意を決して部屋に踏み込み、サシミだったものをまさぐる。ぐちゃりとした感触、指先に何かが触れて、動いた。

見つけた! 抜きとった掌の上には小さな胎児のような肉片。儀式は成功だ!

オコジョはその肉片をビニール袋にしまい込むと、この地を後にした。


――翌日、ヤキトリの死体に肉片を埋め込む。呪文を唱え。背を向け、息をひそめる。

後ろで何かが動く気配がする。強烈な腐臭。決して振り向いてはならない。後ろ手に手を差し出すとぬるりとした何かが手を掴んだ。もう少しだ。

彼がよみがえるまで振り返ってはならない。例え後ろにいるものが何だったとしても……あなたは必ずすべてを取り返すのだから……



②全てを忘れ、心霊研を辞める

オコジョはほどなくして心霊研究サークルを辞めた。

なぜ自分はあそこまで、ヤキトリの仇を討つことに執着していたのだろうか……

部屋に一人でいる時、ふとそんな考えがよぎった事もある。

ヤキトリの死も、サシミの死も、なにか意味があったんだろうか――


バイト帰り、駅への道を歩いていると占い師風の男に呼び止められた。

「おじょうちゃん、背中が重そうだね」

無視して進もうとしたが、なぜか足が止まり、動けない。

「後ろを見ちゃだめだよ」

後ろ? 後ろになにかいるのか?

占い師は立ち上がると、腰の曲がった姿勢でこちらに近づいてくる。思っていたよりもずいぶん年を取っているようだ。

「軽くしてあげよう」

占い師の手が肩に触れた瞬間、体が軽くなったような気がした。

「いや、余計なお世話だったかな。愛し合う二人はいつも一緒……ケケケケケ」

占い師に背中を押され、その勢いのまま家までたどり着いた。

私の後ろには何がいたのだろうか……




マトンのアクション結果


①悪魔召喚をつづける 

華やかに見える成功者だってその成功の裏では大量の失敗をしているものだ。

自分ほどの才能があっても、悪魔召喚は思うままにはいかなかった。

思えばサシミの死は失敗の代償だったのだろう。

だが、俺は生き延びた。もう一度挑戦する権利を得たのだ。


マトンの決意に反して、心霊研の空気は危険を伴う大物召喚を忌避するものへと変わっていった。

無理もないか、あいつらは俺ほどの才能を持ちあわせてはいないんだから……


――時間はかかったが俺にかかれば、自室に祭壇を作るくらい造作もないことだ。

準備は万端。さあ始めよう。

儀式も滞りない。最初から一人でやっておけばよかったかもな。


「我は、求め、訴えたり」

さあ、現れろ。そして、仕えろ。俺はこれで勝ち組となる。

祭壇が動く、ろうそくが消え、闇に包まれる……


「やっと、呼んでくれたのね……」

――耳元で囁かれたその声は確かに聞き覚えのある女の声だった。



②強大な存在の召喚からは手を引く 

悪魔召喚を発端にして、三人の人間が死んだ。

自分が生き残っているのは、たまたまの幸運だと考えるべきだろう。


過ぎたるは及ばざるがごとしだ。

式神と呪詛が使えるなら、この社会を生きていくのには十分じゃないか。


――心霊研究サークルに居づらくなったあなたは、自然消滅的にサークルを抜け、普通の大学生として就職活動をし、証券会社に入社した。

呪術で顧客の行動を誘導できるあなたは当然のように社内ナンバー1営業としての人生を歩み始めた。

どうやらこのあたりが自分の限界だったようだ。

時折、歩んできた道を振り返る。学生の頃に抱いていた誇大妄想の内容と比べれば慎ましい現実かも知れないが、これはこれで悪くない。




モズのアクション結果


①ウィジャ盤を盗む 

あなたはほかのメンバーが持っているウィジャ盤とゴーストレーダーも手中に収めたいと思っていたが、さすがに両方盗むのは骨が折れる。


真に霊力のあるアイテムを手に入れればこの盗みへの渇望も癒えるかもしれない。そう思い、あなたはばれないようにウィジャ盤を盗み出し、自室で広げた。

「ん?」

盗み出した時には気づかなかったが、このウィジャ盤はたしかにウィジャ盤ではあるかもしれないが、特別な霊力は無さそうだ。

「はあ……」

あなたは短くため息をついた。どうやらこの渇望が癒えるのはまだまだ先のことになりそうだ……



②ゴーストレーダーを盗む

あなたはほかのメンバーが持っているウィジャ盤とゴーストレーダーも手中に収めたいと思っていたが、さすがに両方盗むのは骨が折れる。


真に霊力のあるアイテムを手に入れればこの盗みへの渇望も癒えるかもしれない。そう思い、あなたはばれないようにゴーストレーダーを盗み出し、今まさに自室でその電源を入れようとしていた。


「スイッチオン!」


レーダーの電源が入り、ゴースト反応を示すアラート音が鳴り響く。

これは本物だ!

この瞬間が一番楽しい! ゴーストレーダーを手に取りしげしげと眺める。反応はどんどん強くなり、けたたましい警告音が鳴り響く。


「どゆこと?」


盗品にまみれたこの部屋は様々な霊が集まる心霊スポットと化していたのだ。

部屋に滞留し沈殿していた霊たちが、存在を認識されたことによってにわかに力を増し、まさに暴れだそうとしていた! のだが、あなたに理解できたのは、ゴーストレーダーが煙を吹き故障するのと同時に、サシミから盗んだお守りが弾け飛んだという事だけだった。


持ち主を守るために力を解放し弾け飛んだお守りを右手に、うんともすんとも言わなくなったゴーストレーダーを左手に持ち、呆然と立ち尽くしたあなただったが、やがて何が起きたかを理解し、廃品となったそれらをごみ箱に捨てた。


この件を契機に「盗品」そのものに霊的な意味でリスクがあることを理解したあなたは、盗みから足を洗うことを決意したのであった。

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