「黄泉に、呼ばわば、」エンディング

劇団21世紀枠のマーダーミステリー「黄泉に、呼ばわば、」のエンディングシートです。
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エンディング

※同票の場合は、オコジョの投票先が生贄となる。



〇オコジョが生贄となった場合

自分が言い出したこととは言え、大人しく従えば死ぬだけだ。オコジョは開きっぱなしとなっている玄関へと駆け出した。

逃走するその背中へ向けて、マトンがゴーストレーダーを投げつける。鈍い音と共にオコジョの体勢が崩れ、そのまま扉の段差につまずいてオコジョは雪に埋もれた。

すかさず、モズが馬乗りになり取り押さえる。


「モズ! こいつがヤキトリを殺したの!」

縛り上げられながらもどうにか雪から顔を上げ、オコジョはモズに訴えかけた。

「でも、あんたはサシミを殺したんでしょ?」

モズはそう告げると、オコジョを縛り上げ、マトンと共に小屋を後にした。

マトン、モズ、生還。





〇マトンが生贄となった場合

投票の結果が出た瞬間、マトンは人差し指の先を嚙みちぎり、ほとばしる鮮血で壁に式神召喚の図を書きなぐり、まじないを唱えた。

マトンの呼びかけに応じ鬼のような姿をした式神が壁から現れ、モズへと襲い掛かる。

式神の丸太のように太い腕がモズの頭と足を掴み、ねじ切ろうとした瞬間、モズはポケットから何かを取り出し、式神へと投げつけた。

次の瞬間、式神の身体が炎に包まれ、モズは拘束から逃れた。

「それ、サシミの!」

モズを指さし叫び声を上げるマトンの首を後ろからオコジョが締め上げる。

マトンは何が起きたかもわからないまま、もがき暴れたが、ついに意識を失い、縛り上げられた。

「早く逃げましょう」

去り際、オコジョはマトンを一瞥し、ゆがんだ笑いを浮かべ、足早に山小屋を後にした。

オコジョ、モズ、生還。





〇モズが生贄となった場合

「なんでこうなるの!」モズは絶叫したが、オコジョもマトンも耳を貸さなかった。

縛り上げられ山小屋の床に放り出されたモズは、しかし絶望はしていなかった。

なぜなら、自分の懐にはサシミの遺体から盗んだ霊験あらたかなお守りがあるからだ。

鬼女の叫び声が近づいてくる。

さて、鬼女が祓われた後、どうやってここを脱出しようか……


ついに鬼女が現れる。だが、このお守りがある限りこいつは私に触れることすらできはしない。

「あれ?」

鬼女がモズを掴み上げる、大きく口を開け、かみつく。

痛みに意識が遠のく中で、山小屋から去りゆくマトンのうすら笑いが脳裏をよぎった。

あの時、盗られていたのか……

オコジョ、マトン、生還。



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